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１．６月２１日（木）、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、タンビン村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「タンビン村小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
（１）供与金額
１２１，０７４ 米ドル
（２） 要請元
タンビン村人民委員会
２．案件内容
(１）タンビン村小学校は、タインホア省ノンコン郡タンビン村に位置している。タンビン村は人口約１０，０００人、世帯数２，４００の農村であり、貧困世帯数の割合は３８％に達している。主な産業は農業であり、主要農作物は、米、とうもろこし、芋である。
(２）タンビン村小学校は１９９９年に建設された校舎（８部屋）、１９７０年代に建設された２校舎（１部屋及び２部屋）及び１９７０年代に建設された仮校舎（1部屋）の合計１２教室を使って、２シフト制で運営されている。校舎内は老朽化しており、随所が危険な状態にあることから、生徒の安全や健康上の懸念が高まっていた。
(３）このような事情に鑑み、今回、タンビン村人民委員会は、生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎（８教室）の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の８教室の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
３．署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とグエン・タイン・トゥン（Mr.Nguyen Thanh Tung）タンビン村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
４．署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトが、タンビン村の子供達の教育水準を高め、地域及びベトナムの社会経済の発展に貢献する人材の育成につながることを期待します」と述べた。
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